ハウスクリーニングで消臭、除菌ができるのか？

そのような疑問を持たれる方も多いと思います。

まず、消臭についてですが、結論から申し上げますと、私どものクリーニングでは消臭というものはうたっておりません。
他社との差別化で通常の掃除以外にも消臭効果等をうたって集客される業者さんもいらっしゃいますが。

私どもも以前消臭クリーニングなるものをメニュー化していたこともありますが、ニオイというものは汚れのように目には見えず、感じ方も人それぞれです。

よく他人のおうちに行くと玄関入っただけでもそのおうちのニオイ（生活臭）を感じると思います。（クサイ、いいニオイとかは関係なく）
自分ちも同じように他人からすれば同じように感じているはずです。でも普段自分ちのニオイは気にはならない。もうこれがすでにニオイに関する感じ方の違いの顕著な例です。
ニオイの好みも人それぞれ、香水や車の芳香剤等、好き嫌いがはっきりします。ニオイがしても不快に感じなければ、気にならない、不快に感じれば気になる＝クサいとなるのです。
そして感じ方が過敏、鈍感によっても消臭の結果がはっきりつけられないという事になります。したがって結果がはっきりしないもの、着地点が明確に決められないものはニオイが取れたor取れてないかが明確化できないので施工後のトラブルにもなり兼ねないので、私どもは消臭クリーニングを施工しておりません。

厳密論でいうとそもそも世の中に存在するもので無臭のものというものは存在しません。他のニオイをおびてニオう以前にそのもの素材それぞれに素材自体の何らかのニオイはするはずです。金属のニオイ、プラスチックのニオイ、ゴムのニオイ等々。

あとは、空室、空き家クリーニング以外はお部屋、おうち全体を掃除する訳ではありませんので、やったとしてもクリーニングを施工する箇所しか消臭できないため、他にもニオイの原因があれば、完全に取りのぞくことはできません。おうちのニオイの多くの場合は一番面積の広い壁紙を張り替えるなどしないと取れませんので。

またニオイを気にされるものの中でエアコンがありますが、エアコンのニオイについては別のブログ「エアコンのにおいについて」で書いておりますのでそちらをご覧下さい。



次に除菌できるか？
ここでまず前提となるのがお客様が何を求めているかです。まずはそもそも言葉の問題！
なんとなく「除菌できるの？」時には「消毒」？または’殺菌’
その時に思い付いた似たような概念の言葉を上げてたずねられるかも知れませんが、そもそも除菌、殺菌、消毒、抗菌等、どう違うのか？
私どもも専門家ではないのと詳しく説明すると長くなるので簡単に言うと以下の感じかと。
消毒、滅菌はともに殺菌で、全ての菌を殺す＝滅菌、一部の菌を殺す＝消毒　抗菌・除菌は菌は殺さず、増殖を防ぐ＝抗菌　菌を取り除く＝除菌　
目的や対象物（菌）が何かでも考えが変わります。また例えば殺菌という言葉は薬事法によって消毒液などの医薬品、薬用せっけんなどの医薬部外品にしか使えず、洗剤などには使えない等あり、安易にハウスクリーニングで使う洗剤で下手なことをうたうと問題になります。

我々ハウスクリナーが使う洗剤は市販のものよりは強く、大抵の菌は死ぬ、取り除けるかと思いますが、完全ではないため、また全てではないためそれを前面にうたうことは避けるべきかと考えます。
前述の消臭と同様、他業者との差別化で除菌や抗菌クリーニングを集客のために安易にうたい文句にするのはどうかと考えております。

ご理解の上、ご依頼ください。

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